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マイナス金利の影響

米連邦準備理事会(FRB)は先日の米雇用統計の伸びが市場予測より下回り、さらなる利下げに踏み込みやすい状態。欧州中央銀行(ECB)理事会では何らかの緩和に踏み切る公算。

世界的な景気後退懸念を受けての動きがあります。日本においても来月10月の消費増税も控え、内需への景気後退懸念も

週末に示された日銀・黒田総裁のインタビューでは、「マイナス金利の深堀りは選択肢に入っている」とのこと。

マイナス0.1%の短期政策金利がさらなる「深堀り」となると、短期金利はもっとマイナスに落ち込みます。日銀の金融政策は「長短金利操作付き質的量的金融緩和」ですから、長期金利(10年物国債利回りと思ってください)の誘導目標を0%になるように、「超長期金利」と「短期金利」をコントロールしています。

ただし、現状日本の新発10年物国債利回りはマイナス0.295%ですから、誘導目標の「0%」を大きく下回っています。

 短期金利のさらなるマイナスの深堀りをすると、長期金利(10年物国債利回り)はもっと下がる可能性もあるということです。

身近な生活においては住宅ローンに影響が出てくるかもしれませんね。

本当に更なる「マイナス金利の深堀り」という話になれば、預金に手数料がかかることも現実味を帯びてくると思います。

現在の普通預金金利は0.001%。これは1万円の金利収入を得るのに12億円必要な世の中ということになります。

この超低金利の中で預金をしていることに手数料を取られるとはどういうことかを理解し、お金は、日常使うお金や引き出し用と、将来的な目標の為のものは整理しキチンと分けておく必要がありますね。

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